サルでもわかるBlender

2022/11/12

【Blender3.3】ペアレントでオブジェクトに親子関係をつける方法

Blenderのペアレント(親子関係)について紹介します。

記事作成時バージョン:Blender 3.3

目次

ペアレントとは

ペアレント(親子関係)とは、オブジェクトに「親」と「子」の関係を持たせる機能です。

この機能を使うと、子が親のオブジェクトに追従して動きます。

統合はしたくないけど一緒に動かしたい時や、アニメーションを付ける時に重宝します。

ペアレント

↑では、親オブジェクト(モンキー)に、子(立方体)が追従しています。

「親」を動かすと子も動きますが、「子」は単独で動きます。

ペアレントの設定方法

ペアレント(Parent)のショートカットキーは ctrl/command + P です。

手順❶ オブジェクトを選択

複数選択

まず、親子関係を持たせたいオブジェクトを shift で複数選択します。

最後に選択したオブジェクトはオレンジの線で囲まれます。(オレンジが親、赤が子

ペアレントは、選択する順番が重要!
最後に選択したオブジェクトが「親」です。

手順❷ ctrl + P

オブジェクト(トランスフォーム維持)

ctrl/command + P を押して、オブジェクト(トランスフォーム維持) を選択します。

オブジェクト(トランスフォーム維持) をすることで、形が変わったりせず、そのままの位置関係でペアレントします。

手順❸ ペアレント完了

ペアレント

ぺアレントできたら、親子関係を持ったオブジェクトが点線で繋がれ、右側のアウトライナーから親の階層に子が入っているのを確認できます。

ペアレントの解除方法

ペアレント解除のショートカットキーは alt/option + P です。

トランスフォームを維持してクリア
解除の手順
  1. shift で複数選択(解除する時は順番は関係ない)
  2. alt/option + P を押して、
  3. トランスフォームを維持してクリア を選択

「トランスフォームを維持」をすることで、サイズや位置が変わったり、意図しないズレは起きません

Blenderでは、何かを付与するときは ctrl/command 、解除するときは alt/option が付くことが多いです。

その他の方法

ショートカットキーの他にも、次の方法でペアレントできます。

アウトライナーから直接

アウトライナーからペアレント
手順
  1. アウトライナーの表示モードを シーン に切り替える
  2. 「オブジェクト」を開いて、 子にしたいオブジェクトを親オブジェクトの中にドラッグ

アウトライナーの表示モード

デフォルト
ビューレイヤー(デフォルト)
シーン
シーン

アウトライナーの表示モードはデフォルトだと ビューレイヤー になっています。これを シーン に切り替えることで、オブジェクトをドラッグして移動できます。

オブジェクト

オブジェクトでペアレント

3Dビューポート上部の オブジェクトペアレントオブジェクト からもペアレントできます。

右クリック

右クリックでペアレント

右クリックをして ペアレントオブジェクト からもペアレントできます。

まとめ

  • ペアレントのショートカットキーは ctrl/command + P
  • ペアレント解除のショートカットキーは alt/option + P
  • 選択する順番が重要!最後が「親」
  • トランスフォームを維持 を選択すると、意図しないズレは起きない