サルでもわかるBlender

2022/11/5

【Blender】統合でオブジェクトをまとめる方法

Blenderの「統合(Join)」について紹介します。

記事作成時バージョン:Blender 3.3.1

目次

統合とは

統合

統合とは、複数のオブジェクトを1つのオブジェクトにまとめる機能のことです。

1つオブジェクトとしてまとめることで、モディファイアーやマテリアルなどの情報を一括で管理できます。

統合の使用方法

統合の方法は「ショートカットキー」「オブジェクト」の2つあります。

ショートカットキー(ctrl + J)

統合したいオブジェクトを複数選択して、 ctrl/command + J を押すと、1つのオブジェクトに統合できます。

ショートカット
統合(Join) ctrl/command + J

オブジェクト

オブジェクト>統合

3Dビューポート上部の「オブジェクト」からも統合できます。

選択の順番

統合では、最後に選択したオブジェクト(アクティブオブジェクト)の設定(モディファイアーやマテリアル)が適用されます。

原点は、最後に選択したオブジェクトに適用されます。

分離

分離

統合したオブジェクトを元に戻したい(分けたい)ときは「分離」をします。

「編集モード」で分離したいメッシュを選択して、 P を押すと分離できます。

ショートカット
分離 P

ブーリアン

ブーリアンとは、複数のオブジェクトを1つのメッシュに合成する機能です。

「ブーリアン」の使用方法

ブーリアン
  1. 立方体を選択
  2. モディファイアーを追加 から ブーリアン を選ぶ
  3. 「演算の対象」をUV球に割り当てる(スポイトでUV球を選択)

ブーリアンの種類

ブーリアン プロパティ

ブーリアンには3つの種類があります。

交差
交差
合成
合成
差分
差分

「交差」は、メッシュの交わった範囲が表示される。

「合成」は、2つのメッシュが合体する。

「差分」は、メッシュの交わった範囲が削られる。

統合とブーリアンの違い

統合した場合

統合

「統合」は複数のオブジェクトを1つオブジェクトにまとめる機能になります。

まとめているだけなので、メッシュとしては分かれています

ブーリアンで合成した場合

合成

一方で、「ブーリアン」をかけると1つのメッシュに合成されます。

統合の補足

統合できない

統合は同じタイプのオブジェクト(メッシュ、カーブ、アーマチュアなど)同士であればできますが、異なるタイプでは実行できません

統合した個々のメッシュを選択

リンク選択

統合したオブジェクトの個々のメッシュを選択したいときは、マウスカーソルをメッシュの上に持っていき、リンク選択( L )をすることで選択できます。

リンク選択で1つのメッシュを選択できるので、分離をするときに便利です。

まとめ

  • 統合のショートカットキー : ctrl/command + J
  • 最後に選択したオブジェクトの設定や原点が適用される
  • 統合は1つのオブジェクトにまとまる(メッシュは別々)
  • ブーリアンは1つのメッシュに合成される