Blenderの「統合(Join)」について紹介します。
この記事では Blender 3.3.1 を使用しています
目次
統合とは、複数のオブジェクトを1つのオブジェクトにまとめる機能のことです。
1つオブジェクトとしてまとめることで、モディファイアーやマテリアルなどの情報を一括で管理できます。
統合の方法は「ショートカットキー」「オブジェクト」の2つあります。
統合したいオブジェクトを複数選択して、 ctrl/command + J を押すと、1つのオブジェクトに統合できます。
統合(Join) | ctrl/command + J |
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3Dビューポート上部の「オブジェクト」からも統合できます。
統合では、最後に選択したオブジェクト(アクティブオブジェクト)の設定(モディファイアーやマテリアル)が適用されます。
原点は、最後に選択したオブジェクトに適用されます。
統合したオブジェクトを元に戻したい(分けたい)ときは「分離」をします。
「編集モード」で分離したいメッシュを選択して、 P を押すと分離できます。
分離 | P |
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ブーリアンとは、複数のオブジェクトを1つのメッシュに合成する機能です。
ブーリアンには3つの種類があります。
「交差」は、メッシュの交わった範囲が表示される。
「合成」は、2つのメッシュが合体する。
「差分」は、メッシュの交わった範囲が削られる。
「統合」は複数のオブジェクトを1つオブジェクトにまとめる機能になります。
まとめているだけなので、メッシュとしては分かれています。
一方で、「ブーリアン」をかけると1つのメッシュに合成されます。
統合は同じタイプのオブジェクト(メッシュ、カーブ、アーマチュアなど)同士であればできますが、異なるタイプでは実行できません。
統合したオブジェクトの個々のメッシュを選択したいときは、マウスカーソルをメッシュの上に持っていき、リンク選択( L )をすることで選択できます。
リンク選択で1つのメッシュを選択できるので、分離をするときに便利です。