サルでもわかるBlender

2022/12/24

【Blender】レンダリングのやり方・設定

Blenderの「レンダリングのやり方」について紹介します。
「①ライティング/②カメラ設定/③レンダリング」の手順。

この記事では Blender 3.3 を使用しています

目次

STEP1 ライティング

1-1|レンダープレビュー

レンダープレビュー

まず、ライティングを確認するために「レンダープレビュー」を表示します。

1-2|シーン全体の明るさ(ワールドプロパティ)

ワールドプロパティ

シーン全体の明るさを決めます。
ワールドプロパティを開いて、[カラー]からシーン全体の色を変えます。

1-3|ライトの設定

「キーライト」「フィルライト」「バッグライト」の3つの照明を用意します。

キーライト

全体を照らすメインの「キー・ライト」を右上に配置します。

 

フィルライト

左前の低い位置に、キーライトでできた影を照らす「フィル・ライト」を配置します。

 

バックライト

後ろから照らす「バッグ・ライト」を配置します。

 

ライト名 説明
キー・ライト 全体を照らす
フィル・ライト (キー・ライトによってできた)影をほんのり照らす
バッグ・ライト 輪郭をくっきりと浮かび上がらせる効果がある

「キー・ライト」「フィル・ライト」「バッグ・ライト」の3つを用意してあげることで、光の表現がリッチになり、被写体が際立つので、ぜひ用意してみてください。

半径

半径

[半径]の値を大きくすると、影が柔らかくなります。

ライトの種類

ライトの種類は4種類あります。

ポイント
ポイント
サン
サン
スポット
スポット
エリア
エリア
ポイント 豆電球のように全方向を均等に照らす。
サン 太陽のように全方位を均等に照らす。
近くに置いても遠くに置いても、明るさは変わらない。
スポット スポットライトのように一部分を照らす。
エリア ポイントランプに指向性を持たせたような照明です。

1-4|環境テクスチャ

「HDRI」素材を活用すれば、自然なライティングを簡単に再現できます。

Poly Haven(HDRIページ) から、高品質なHDRI素材をダウンロードできます。

①HDRI素材をダウンロード

詳細ページの右上にある「ダウンロードボタン」から、素材をダウンロードします。

②環境テクスチャ適用

  1. ワールドプロパティ
  2. カラーの左側にある黄色い点をクリックして、
  3. 「環境テクスチャ」を選択
  4. 「開く」をクリック
  5. ダウンロードした「.exr」ファイルを選択し、「画像を開く」をクリック

STEP2 カメラ設定

2-1|画角の調整

カメラビュー 画角調整

カメラビューにして、画角(投影方法・スケール・位置)を調整します。

2-2|解像度

出力プロパティ

出力プロパティから、解像度「X」「Y」「」を設定します。

「X」「Y」は画像サイズ。「%」は解像度の大きさで、100%だと等倍、50%にすると半分の大きさで書き出されます。

2-3|レンダーエンジン

レンダープロパティ

レンダープロパティを開いて、レンダーエンジンを「Cycles」にすると、光や質感の表現がより繊細に変わります。

パソコンがGPUを搭載している場合は、デバイスを「GPU演算」にしましょう。

STEP3 レンダリング

3-1|レンダリング設定

レンダープロパティ

レンダープロパティ

チェックポイント

  • レンダーエンジンを「Cycles」にする
  • (GPUを搭載している場合)デバイスを「GPU演算」にする
  • レンダーの最大サンプル数を変更する(目安:256
  • デノイズ」にチェックを入れる

出力プロパティ

出力プロパティ

チェックポイント

  • 出力先を指定
  • ファイルフォーマットを「PNG
  • カラーは「RGB」※透過情報を含む場合は「RGBA」

3-2|画像を書き出す

画像をレンダリング

上部メニューの レンダー画像をレンダリング からレンダリング(撮影)します。

 

名前を付けて保存

レンダリングが終わったら、 画像名前をつけて保存画像を保存します。