サルでもわかるBlender

2022/11/19

【Blender3.3】フィルで面を張る方法

Blenderの「フィル(面張り)」について紹介します。

記事作成時バージョン:Blender 3.3

目次

フィルとは

フィル

フィル(Fill)は面張りとも呼ばれ、穴に面を張る便利な機能です。

フィルで面を張る方法

面作成(F)

方法
  • 面張りのショートカットキー F
F

面を張りたい範囲を囲むように頂点(辺でも可)を選択して、 F を押すと面を張ることができます。

 

FFF

頂点(もしくは辺)を選択して F を連打すると、連続して面を張ることができます。

フィル(alt + F)

面>フィル
方法
  • ショートカットキー alt/option + F
  • ctrl/command + F を押して フィル
  • (編集モード)3Dビューポート上部 > フィル

 

フィル(alt + F)

alt/option + F を押してフィルを実行すると、エッジループ(空いた穴)に三角形の面を張ります。

グリッドフィル

面>グリッドフィル
方法
  • ctrl/command + F を押して グリッドフィル
  • (編集モード)3Dビューポート上部 > グリッドフィル
グリッドフィル

面を張りたい範囲を囲むように頂点を選択して ctrl/command + F から グリッドフィル を選択すると、面を張れます。

プロパティ

グリッドフィル プロパティ

プロパティから、グリッドの形状(面張り)を滑らかに調整することができます。

スパン グリッドの分割数
オフセット グリッドの回転

エラー(フィルできない)

グリッドフィルは、頂点の数が「奇数」だとエラーで面が張れません。

その対処法として、頂点を追加、もしくは溶解するなどして、頂点の数を偶数にしてから実行しましょう。

頂点を打つ

ctrl + 右クリック

編集モードで ctrl/command を押したまま 右クリック すると、頂点を打つことができます。

自由に頂点を打ってから A で全選択し、 F を押すと面を張ることができます。

便利なアドオン(F2)

面張り機能を充実させてくれる便利なアドオン「F2」を紹介します。

F2有効

「F2」アドオンを有効にすると、頂点を選択して F で面張りするときに上記のように、周囲のメッシュに合わせて面を張れます。

F2無効

一方、「F2」アドオンがオフだと上記のようになります。(デフォルトではオフになっています)

設定方法

プリファレンス F2アドオンを有効
手順
  1. 編集 > プリファレンス を開く
  2. アドオン
  3. F2」と検索
  4. Mesh:F2」にチェックを入れる

まとめ

  • 面作成( F )は1つの面を張る
  • フィル( alt/option + F )は三角形で面を張る
  • グリットフィル( > グリッドフィル )は形状に合わせて面を張れる