サルでもわかるBlender

2022/10/8

【Blender】ループカットの使い方

ループカットは、オブジェクトにぐるりと1周、辺を追加することができる機能です。モデリングでは欠かすことのできないツールですね。

記事作成時バージョン:Blender 3.2

目次

ループカットの使い方

ループカット

ループカットは「画面左側のツールバー」と「ショートカットキー」から実行できます。

ショートカット
ループカット ctrl/commandR

1. ショートカットキー(Ctrl + R)

ctrl + R

ctrl/commandR を押すと、黄色い線が表示されます。

2. 分割数を決める(マウスホイール)

分割数

黄色い線が出ているときに、マウスホイールを上下すると「分割数」を変更できます。クリックで分割数を確定します。

3. スライドして位置を決める

ループカット スライド

分割数を確定した後に、マウスカーソルを動かしてループカットする位置を決めます。クリックで確定します。

プロパティ

ループカットとスライド

ループカットすると、画面左下にプロパティが表示されます。このプロパティから、いろいろな設定を行えます。

分割数

分割数

分割数 でループカットの数を変更できます。

スムーズ / 減衰

スムーズ 減衰

ループカットした辺の形状を変更する機能です。

スムーズ で強度を決めて、その下の 減衰 で形状を変えられます。

均一 / 反転

均一 反転

均一 反転 にチェックを入れると、隣り合う辺にそれぞれ形状を合わせることができます。

範囲制限

範囲制限

通常は “辺の内側” にしかループカットできませんが、範囲制限 のチェックを外すと “辺の外” にループカット することができます。

オフセット辺ループカット(Ctrl + Shift + R)

オフセット辺ループカットは「画面左側のツールバー」と「ショートカットキー」で実行できます。

オフセット辺ループカット

「ループカット」の所で左クリック長押しをすると、「オフセット辺ループカット」に切り替えれます。

辺の上で左クリックしたままマウスを動かすと、辺に対して均等の距離にループカットを入れることができます。

ショートカット
オフセット辺ループカット ctrl/commandshiftR

活用法

サブディビジョン × ループカット

サブディビジョンサーフェス ループカット

サブディビジョンサーフェスをかけて丸くなった立方体に対して、ループカットで辺を寄せてあげると、きれいな立方体になります。

円錐にはループカットが入らない

円錐 細分化

円錐にはループカットを入れることができません。その対策として、「細分化」することで円錐に辺を加えることができます。

  1. (ワイヤーフレーム表示にして) 円錐の上部を選択
  2. 右クリックで 細分化

1つの面にだけループカット

ハイドで1つの面にループカット

H (ハイド)で隠してからループカットすることで、1つの面にだけループカットを入れることができます。

  1. 面を1つ選択
  2. H でハイド
  3. プロパティを開いて 非選択部 にチェック
  4. ループカットを入れる
  5. alt/optionH で全体を表示