今回はUV展開がうまくいかない時にチェックすべきポイントをわかりやすく解説します。 困った時はこのチェックリストをご活用ください。
この記事では Blender 4.5 を使用しています
目次
UV展開がうまくいかない時のチェックリスト10個
オブジェクトのスケールが適用されていないと、テクスチャが変に引き伸ばされたり歪んだりします。UV展開前に必ず「スケールを適用」しておきましょう。
対処法
オブジェクトモード → Ctrl + A → スケールを適用
サブディビジョンサーフェスなどモディファイアーを使っている場合、うまく展開できないことがあります。UV展開前に「モディファイアーを適用」しておきましょう。
対処法
下三角アイコン → 適用
(ショートカット: Ctrl + A )
※適用後は戻せないので、バックアップを取っておくと安心!
面が内側を向いていたり反転している面があると、UV展開やテクスチャの表示がうまくいかないことがあります。
対処法
編集モード → メッシュ → ノーマル → 面の向きを外側に揃える
(ショートカット:Shift + N )
同じ場所に2つの頂点が重なっていると、それぞれ別々に展開されてしまいます。
対処法
編集モード → 全て選択 → M → 距離で結合
Blenderでは「四角い面(クアッド)」がいちばん安定しています。面が「三角形」や「五角形」になっていると展開がうまくいかないことがあります。
対処法
編集モード → 面を選択 → 面 → 三角面を四角面に
シーム(切れ目)が適切に入ってないと、うまく展開されません。
UV展開は、箱を切り開くような作業です。シームを適切に入れましょう!
対処法
BlenderにはUV展開の方法がいくつかあります。形に合わせて選ぶのがポイントです。
展開したあとの「UVマップ」で、パーツが重なっていたり、くっついたりしていると、模様が変になることがあります。
対処法
UVを選択し、 G で移動して離す
模様が「上下逆」に見えるときは、UVの向きがズレているかも。
対処法
UVを選択 → R で回転して、向きを合わせましょう!
「UV同期選択」がオンだと、思ったように選択・編集できない場合があります。
対処法
UVエディターの左上にある「UV同期選択」をオフにする
UVグリッドを使うと、模様の歪みがすぐわかります!
UVエディターの上にある「新規」をクリックします。
生成タイプで「UVグリッド」を選択します。
(名前は任意でGridとかにしておくと分かりやすいです。)
画面上部にある「Shading」タブを開きます。
「新規」をクリックします。
Shift + A を押して、「テクスチャ」>「画像テクスチャ」を選択します。
左上の「写真アイコン」をクリックして、先ほど追加したUVグリッド「Grid」を選択します。
Gridの「カラー」とプリンシプルBSDFの「カラー」をつなぎます。
「UV Editing」タブに戻ると、UVグリッドが貼られています。